あべ 椎谷 α 2024
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阿部造店
あべ 椎谷 α 2024
椎谷地区のプロトタイプ!
柏崎周辺のかけがえのない景色を守るために酒蔵としてできること。
酒蔵だからこそ、大いに貢献できること、それこそが農業であり、地元のお米をたくさん買って酒に変換していくことだと阿部酒造は考えます。
新潟県の農業従事者のうちほとんどが米農家です。
つまり米農家が米作りをやめてしまうと、どんどん生まれ育った景色が変わってしまうのです。
そんなお米を使い続けることで、地元の農家さんも米作りを続けられ、酒も造り続けることができ、景色も守ることができると思い、地元新潟県産米の使用比率は先代からずっと100%。
柏崎を含む柏崎刈羽地域は海沿いから里、山沿いとても景色が様々な地域です。
当然田んぼのある景色も全く違います。
それを酒で伝えることはできないかと始まったプロジェクトが、この圃場別プロジェクトです。
しかしながら、今回初めてリリースされたこの「椎谷」は、イレギュラーに商品化されたものになります。
今回のお酒は、同じ柏崎市の椎谷(しいや)地区でサウナを運営する「SHIIYA VILLAGE」とのコラボ商品。
このサウナを運営する大谷さんは柏崎出身ではないにもかかわらず、椎谷の魅力に惹かれて移住&サウナ開業という、筋金入りの椎谷ファン。
「SHIIYA VILLAGE」では、椎谷地区の井戸水を水風呂に使用しています。
この井戸水、実は”海が近いせいかミネラル感のある中硬水”で、蔵のある安田地区の水とは全く違う性格を持っています。
「この井戸水で仕込んだお酒、絶対面白いよね!」と盛り上がり、椎谷エリアを一緒に盛り上げたいという想いから、阿部酒造としてもイレギュラーながら製造を決行。
圃場別シリーズの“変化球”として今回のプロトタイプが生まれました。
椎谷は海がほど近い圃場です。
本来であれば、各地域の圃場ごとに越淡麗を作付けし、レシピも圃場別シリーズとして統一した形で展開しているのですが、現在この椎谷エリアでは、酒米の栽培は行っておりません。
ただいま地元の方々と調整・交渉を進めており、将来的には椎谷での酒米栽培を実現する予定です。
それまでは、阿部酒造が確保している酒米の中から選定し、この椎谷プロトタイプを製造しています。
この「椎谷」、阿部酒造が中硬水の可能性にワクワクしすぎで、2種類の仕込みとなっています。
仕込みの違いは以下の通り。
○タイプα(爽やかドライ系)
中硬水の特徴を活かした、すっきり・ドライな仕上がりに。
○タイプβ(ガチで酸っぱい系)
「酸味、酸味、酸味!」をテーマにした、過去最高酸度のレシピ。
このお酒は”タイプα”になります。
香りは比較的穏やか。
ほのかに南国フルーツのようなニュアンスも感じられます。
口当たりには瑞々しさがあり、フレッシュ。
ややドライな飲み口に、酸の効いたふくよかな旨み。
甘さは控えめながらも、ほのかな青リンゴ感やリッチな要素もあり、ミネラル感も感じられます。
従来のジューシーなあべの味わいとは違い、食中酒として使いやすい味わいとなっています。
今後の熟成も期待させるような味わいです。

