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飛良泉本舗

飛良泉本舗は東北で最も歴史があり、全国でも3番目の酒蔵です。

創業は1487年(長享元年)、時は室町時代。

3年後の年は八代将軍・足利義政が京都の東山に銀閣寺を建立しています。

斎藤家の屋号「泉屋いづみや」が示す通り、

斎藤家は関西の泉州(現在の大阪府泉佐野市)より仁賀保にかほへと移り住みました。

宝暦年間から天保年間を生きた名僧・良寛和尚の友人で仁賀保(にかほ)に暮らしていた

「増田ますだ九木きゅうぼく」という画家が、良寛へ宛てた手紙にトンチのきいた名言を書き残しました。

それは「飛び切り良い、白い水」という言葉。

つまり、「飛」と「良」を並べる「ひら」は平沢にかけた言葉で、そして「白」と「水」は上下に並べると「泉」。

これは斎藤家が「泉州出身」であるという意味合いがあります。

それまでは「金亀きんき」という銘柄でしたが、この九木の自慢話が噂を呼び、酒銘「飛良泉」が誕生しました。

飛良泉と言えば山廃造り。

2023BYからは全量山廃造りに舵を切りました。

現在はクラッシックな山廃に加え、酸と甘みを絶妙なバランスでコントロールした

モダンなお酒のシリーズも展開し、幅のある山廃のお酒を提案しています。

蔵はにかほ市北部の平沢(旧仁賀保町)にあります。

この街は江戸期に、仁賀保氏の城下町・羽州街道の宿場町・北前船の寄港地として栄えたところ。

その中心部、海岸から50mほどの街道沿いに蔵は建っています。

明治15年築の土蔵は、温度変化にも負けない酒造りに適した環境を生み出し

また蔵の外には創業以来、樹齢500年の大きな欅の木があり

夏場の日光を遮り、蔵の温度を低温で保つ役割を担っています。

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